OpenGLAM JAPAN
図書館総合展2019 ブース&フォーラム
2019年11月12日(火)〜14日(木)

本イベントは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

〈Open〉のための逗留地

OpenGLAMとは、文化施設(Gallery・Library・Archive・Museum) のオープンデータ化をITの活用により促進する活動です。日本においては2013年に活動を開始し、図書館総合展でも2回フォーラムを実施してきました。また、関連する活動であるウィキペディアタウンは2017年にLibrary of the Year優秀賞を受賞しました。今回は、これまでの積み重ねを活かし、展示会場にブースを設置してOpenGLAM JAPANの意義と活動について周知します。

ブースでは、これまでの、また今回の総合展で得られた知見や交流を、具体的な仕組みづくりや新たな取組により結びつける企画を多数開催します。これらを通じて関連組織との交流を図るとともに、21回を迎えた図書館総合展という祝祭を使いきる、新たな楽しみ方を提案する【逗留地】になるでしょう。多数の方にお気軽に立ち寄っていただければと思います。そして、みなさん自身もご一緒にアリーナに出てアクトしましょう。持ち込み企画、飛び込み企画、大歓迎です。

最終日(11月14日)の15:30〜17:00は会場を移動し、3日間の総まとめとしてフォーラム「OpenGLAMのこれまでとこれから - 図書館資料を拓く」を開催します。


開催概要

協賛(五十音順)



ブースタイムテーブル

※各企画の時間は前後する可能性があります。空き時間は議論・雑談など自由にご利用ください。

2019-11-12 Tue
13:00~
13:45

みんなで翻刻 in 図書館総合展 Part 1

加納靖之さん(東京大学地震研究所地震予知研究センター准教授)
橋本雄太さん(国立歴史民俗博物館研究部テニュアトラック助教)

いまやクラウドソーシング型研究で一番注目されるようになった、「みんなで翻刻」。地震史料の翻刻プロジェクトとして始まり、すでに5000人の人々により600万文字もの史料が翻刻されています。今回、図書館総合展会場で、みなさんにご参加いただけます。

13:55~
14:40

インフォメーション・アーキテクチャ(IA)の最前線

大橋正司さん(サイフォン合同会社)

デジタルに取り扱われる、あらゆる情報を利用者に寄り添った形で提示し、情報にまつわる課題解決を目指すのがIAです。IAの手法、社会思想、倫理などのテーマをシェアしながら、長尾真先生の「電子図書館」を皆さんと読み直します。

発表資料

14:50~
15:20

図と書のハーモニー

武田幸司さん(旅鉄Gate)

2017年11月にJR・私鉄の全線を完乗し、旅鉄Gateというウェブサイトから鉄道旅の良さを発信中。今回は、2019GIS学会発表論文「立の有無を対象とした公共図書館名称の空間分析」を見ながら、理解を促進する2つのアイテムについて考察します。

16:15~
16:55

プロダクトレビュー

OpenGLAM JAPANメンバー

OpenGLAM JAPAN 図書館総合展2019 ブース&フォーラムに協賛いただいた企業さま、団体さまの製品・サービスの公開レビューを行います。

17:00~
17:45

みんなで翻刻 in 図書館総合展 Part 2

加納靖之さん(東京大学地震研究所地震予知研究センター准教授)
橋本雄太さん(国立歴史民俗博物館研究部テニュアトラック助教)

いまやクラウドソーシング型研究で一番注目されるようになった、「みんなで翻刻」。地震史料の翻刻プロジェクトとして始まり、すでに5000人の人々により600万文字もの史料が翻刻されています。今回、図書館総合展会場で、みなさんにご参加いただけます。

2019-11-13 Wed
11:00~
12:00

地図カフェ・地図品評会 in 図書館総合展

高橋徹さん(株式会社Stroly・地図カフェ)ほか

「地図が変わると体験が変わる」を合言葉に、巷に流通している様々な地図表現物について、それぞれの分野で活躍している評者が専門知識や雑学的知識を活かして、そのデザイン性やメディア性やアート性をわいわいと談義して点数を付けていく知的ゲーム。それが地図カフェ・地図品評会。いつもはオンラインで開催しているこの企画を図書館総合展にてライブ開催します。

参考資料

12:15~
12:45

図書館でお宝拝見!

武田幸司さん(旅鉄Gate)

2017年11月にJR・私鉄の全線を完乗し、旅鉄Gateというウェブサイトから鉄道旅の良さを発信中。一方で、気になったことは、とことん調査する性分。各地の図書館などで20を超えるイベントを実施した旅鉄プランナーが見た、そこにしかないお宝を紹介します。

13:00~
14:00

図書館総合展 in 大阪 その後

日下九八さん(ウィキペディアン)
Miya.mさん(ウィキペディアン)
かんたさん(ウィキペディアン)
伊達深雪さん(京都府学校司書・edit Tango)
澤谷晃子さん(大阪市立中央図書館)
外丸須美乃さん(大阪市立中央図書館)

この9月に開催され、大好評(?)だった、図書館総合展2019フォーラム in 大阪のその後を考えます。図書館界におけるオープンデータの先頭を走る大阪市立中央図書館。提供する側と利用する側、そして会場の方々みんなで、OpenGLAMのこれからを語り合います。

14:00~
14:15

みんなで育てる「継承型学術オープンデータ」のご紹介

オープンデータ巡るよプロジェクト「Me-Glue-You」メンバー

本企画では、大阪市立図書館・合同会社AMANE・継承型学術オープンデータ製作委員会による”オープンデータ巡るよプロジェクト「Me-Glue-You」”をご紹介します。私たちは、社会全体で学術オープンデータを発展させる「継承型学術オープンデータ」の実現に取り組んできました。学術オープンデータが多くの人々の”知恵と情熱”を経て成長・発展し社会を巡る、そんな新しいオープンデータのカタチについて参加者全員で考えます。

14:30~
15:15

RDA・NCR2018によるゲームの目録作成と公開

福田一史さん(立命館大学ゲーム研究センター)

図書館目録の国際標準として浸透が進むRDAと、その日本型適用モデルの日本目録規則2018年版。実体-関連モデルをどのように記述し、カタロガーのスキルを開発するか。またどのようにデータを公開するのか。これらの新しい標準を用いてゲームを記述し公開する実践を通じて明らかになった知見を紹介し、課題や展望を参加者で議論します。

発表資料

15:30~
16:15

ウィキデータとGLAM

東修作さん(合同会社Georepublic Japan)
加藤文彦さん(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター特任研究員)

ウィキデータは、ウィキペディアのように皆で作るオープンな知識データベースです。本セッションでは、ウィキデータがGLAM分野でどのように使われているかをご紹介します。

東さん発表資料
加藤さん発表資料

2019-11-14 Thu
11:00~
12:00

saveMLAKエディタソン - 台風19号被災状況を中心に

あこたかゆきさん(saveMLAK)
ほかsaveMLAKメンバー

2019年、日本列島に上陸した台風は各地の博物館・美術館、図書館、文書館、公民館に大きな被害をもたらしました。saveMLAKは、これらの被災状況や支援募集を集約していますが、まだまだ取り上げきれていない情報がたくさんあります。この時間を利用して、情報収集と編集作業をおこないますので是非ご参加ください。編集作業が初めての方には、もちろん編集案内をいたします。

saveMLAKウェブサイト

12:30~
13:30

青空文庫TEI勉強会 in 図書館総合展

中村覚さん(東京大学情報基盤センター学術情報研究部門助教)
岡田一祐さん(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター特任助教)
永崎研宣さん(人文情報学研究所主席研究員)

テキストの機械可読性を高め、より便利にするためのTEI (Text Encoding Initiative)と、日本語テキスト自体の宝庫である青空文庫の出会い。TEIの紹介を兼ねた勉強会を図書館総合展で開催します。

14:00~
15:00

IIIF勉強会 in 図書館総合展

中村覚さん(東京大学情報基盤センター学術情報研究部門助教)
岡田一祐さん(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター特任助教)
永崎研宣さん(人文情報学研究所主席研究員)

デジタルアーカイブの画像共有の国際的な枠組み、IIIF(International Image Interoperability Framework)について、日本の第一人者がレクチャーします。

15:30~
17:00

フォーラム | OpenGLAMのこれまでとこれから - 図書館資料を拓く

大向一輝(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
福島幸宏(東京大学大学院情報学環特任准教授)

第8会場(E206)

このフォーラムでは、OpenGLAMをめぐる総合的な動向の紹介とともに、9月28日に〈Open〉をキーワードにして開催した図書館総合展 in 大阪の総括や、今回のブースでのアウトプットをお披露目します。